文41、シドニーにて
オーストラリア・シドニーで南半球最大と言われているヘアーエキスポ2000に2000年6月19日20日と特設ステージを設けてヘアーショーをおこなってきました。この時は同年9月にシドニーオリンピックが開催される予定で町中がオリンピック準備で活気づいていました。また、会場付近は数多くのシドニーオリンピックの旗がたなびいていましたし「とても整備されていて」新にモノレールや交通機関も見新しく見えました。我々が使う会場もオリンピックで使われる同じ会場で行なわれるとの事で準備も盛り上がってきているのも体から感じられ、このヘアーエキスポの人ごみと警備人の動きから、かならず成功させてみせるぞ!といった力を更に見いだしながら、色々と思索を練りながらこのカットスタイルを作りました。今回もモデルオーディションで苦労しました。ここには写っていないオープニングヘアーもじつはもう一つあるのです。いろんな板ばさみに合いながら思うように発揮出来ない事も!たまたま写真には残せなかったのが残念でしたが、結構過密スケジュールで撮るのも難しい事ばかりです。プロのカメラマンも日本からと現地からと、くまなく撮ってくれてはいますが、良い作品となると難しいですね。リハーサルも3日間かけてダンスリハーサルをおこないます。我々もオープニングステージやフィナーレでモデル達と出る段取りを全員でおこないます。この時もタイムキーパーをトップステージで命じられておこなってきましたが、音楽を聞きながらタイミングを見計らってメンバー達をリードしながら次のステージのための準備でモデル作品をフィ二ッシュさせて最初に仕上げます。アーティスト全員がさがるとモデル6人によるハイテンポの音楽と共に観客の前で綺麗に仕上げた作品群を髪を振り乱しながらも綺麗に見せてくれます。計算されたカットテクニックは自然な動きまでも計算されて観客の前で、どよめきと共に拍手の波となって我々のもとにとどきます。やった成功だと思う間のなく我々もステージに上がりモデルと共に両手を高く上げて、観客の声援に応えました。終った瞬間思い返すと仕込みの時点でヘアーカラーをするのに知り合いの美容室へ一人でタクシーで行って心ぼそい思いをした事や3日間リハーサルで大変な思いをした事も報われたなと思う瞬間でもありました。その夜,パーティーで有名なアーティストのヘアーショーも見ましたが、これは、今までにない想像を絶する大規模なスケールで宝塚を思わせるものでした。本物を見られて更に感激しましたし。「最高」でした。やはりギャランティーが絡まないと本物はできませんね。やはり現実を良く把握しながら取り組まないとね!
|

HPSインターナショナル取材協力
|