文65、大切なのは1対1
これからの美容室はお客様の言うなりのヘアースタイルをただ作るだけではなく適切なアドバイスをアドバイザーとしての立場からお客様の心理的センスまでも把握してその時の一番適切なお客様の心の中で求めているものまで探し出してあげるテクニックまでも必要になってきています。こんな経験が誰にもあるかと思いますが、なんか上手くセットが仕上がらなかったとか!なんか上手くヘアーカラーで希望の色がだせなかったとか!落ち込んでしまう事も,お客様を大切に思えば思うほど自分が情けなくなる事も多々有るでしょう。自分がそう思うだけでお客様の方では大変喜んでいられる事も多いはず!その反対にこれは良く出来たと思う時こそ、もう少しこうしてと言われる事も!本当の心の内は場数を踏まなくてはその時のお客様の気持ちも美容師の気持ちも察知出来ないな~と思いますね。美容の道を志して何度も何度も落ち込みながら切磋琢磨(せっさたくま)学問や道徳を磨いていこうと思うのです。コンテストでも仲間同士が励まし合いながら向上していくのです。美容師はお客様に代わってヘアースタイルや容姿のアドバイスできるファションリーダーとして広い知識を身につけなくっちゃいけないんだな!他の店にはない個性を持たなくっちゃいけないんだな!技術、接客サービス、店舗イメージ、の3要素が大切と言われていますが、個性の無い店はその繁盛の道を捨てた店だそうです。でも努力しだいで3要素は少しづつ改善できます!少しずつやるのです。立ち止まってしまうから生けないだけなのです。美容室は機械仕事ではないのです。人の手と心の技術なのです。近代ファッションセンスの中に手作りの味が高く評価されなければいけないし、常に格調のある店のイメージを打ち出して行かなければいけないと思っています。小さなお店だろうが、大きいお店だろうが、それが良い美容室と言うわけでもありません、大切なのは従業員対顧客ということです。常に1対1の評価が、されていると言う事です。囲碁も将棋も最近はテレビ漫画で放送されるようになり小学生の間でもブームになってきましたが、勝負をしている当事者より、それを観戦している第三者の方が「大局」を見通せる正しい判断をもつことがある。まさに木を見て森を見ずと言った感じです。そうならないように広い視野と考えを持っていかないとね。その漫画を見ていると精神や考えや行動までリアルに表現されて引き込まれてしまうのは大人でも同じですね。店を繁盛させる秘訣は、勝つ自信の中から生まれる心理経営のあり方ではないでしょうか。自信を持ってやらなくっちゃね!何か信念をもって最後までやりとうしたいですよね!

店作りの基本は,この鏡から始まりました!この鏡に相応しい店作りを考えました!そして,お店に相応しい
素敵なお客様方とその店で働く私もお店に相応しいように,この本をまとめる事が出来たと思います。